2017/12/28 去年の今日、娘を出産しました。 10日ほど前駆陣痛に苦しみ、 2回入院するも、陣痛が遠のき退院… (でも5分半とかまでは縮まる陣痛…辛) (2度目は促進剤も1錠飲みましたが、子宮口が柔らかくならないからと中止に。泣きながら帰ったおもひで。) それまでも、お腹が痛くても1〜2時間歩いたり、入院中も昇降運動などに励み、割と努力はしたと思います。 (後に、こんなに頑張っている妊婦さんを見たのは初めてだったと助産さんに言われた。笑 だって、こうなりゃ早く出てきて欲しすぎたので…煩悩) そしてついにきた! 出産前夜、これはいよいよな気がする!と強くなる陣痛が嬉しくて嬉しくてたまらなかった。 そして3度目の入院をし、それまで7分くらいだったのに、いきなり陣痛が1分間隔に。 "産まれるまではまだまだなはず、こんなもんじゃない"と結構冷静に耐えれていたけど、 思っていた以上に10日で体力を消耗していたようで、痙攣したり意識が飛ぶ始末。 (こんな話は聞いたことがない…予想外すぎた 焦) その後、助産師さんの勧めにより、 セレブがすることだ!と話半分にしか聞いてなかった麻酔を打ってもらうことに。 (それでも一度は断った 笑) はぁ〜これであとは産むだけだ!お金はかかるけど仕方がない!とこれまた後ろめたさを感じながらモニターされながら至れり尽くせりの状態に意気揚々となる。 張りはわかるけど、痛くないって素晴らしい! (何より、麻酔を打ったら完全管理になるので助産さんや看護師さんが常についてくれてとても良かったです◎) が、 「夕方までに赤ちゃん降りてこなかったら帝王切開ね。」 医師からの突然のサプライズ発表。 でもね、なんとなくそんな気がしていたんです。 まだまだ性別がわかる前に、帝王切開で女の子を産む夢を見ていたので。 だからどうってことなかった。 無事産まれてくればなんでもいいですからね! だけど、やはり下から産ませてあげたい!と助産師さんが頑張ってくださって、ベッドで出来る限り体操をしたりして、最後の最後まで落ち着きのない妊婦でした。 だけど、この時のことはすごくいい思い出です! その後、突然痛くないはずなのに痛くなり、息ができなくなり、と同時に胎児心拍が落ちる。
(ウルトラマンみたいにピコーンピコーンて鳴るんです) そして、胎児に空気を送らねばならないため、酸素マスクを装着。 2回心拍が落ちた後、緊急帝王切開となりました。 手術室では大勢の方が励ましてくれたり手を握ってくれたり、産まれた瞬間大勢の"おめでとう!"に包まれてすごく贅沢でした! (赤ちゃん出ます!て先生言ってたのも感動した!) "この子は幸せだ、こんなに祝福してもらえて" とうっすら思った記憶があります。 夫に立ち会いさせてあげられなかったことだけが申し訳ないですが。。。 ここまでも十分ドラマチックだけど(?)、まだ続きが。 なんと縫合の時左半分だけものすごく引っ張られる感じがあり、痛い痛いと子どものように連呼し、人の倍痛み止めを投与される始末。 後にわかったことですが、麻酔の針が若干ズレてたらしい。仕方ない!運がなかった!泣 唐突に書き記した出産劇ですが、わたしにとってはこの全てがとてもいい思い出で、幸せだったと感じています。あんな風に出産でき、あの病院にお世話になれたこともどれもこれも本当によかった! ここまでは。 産後は心身ともに辛くて、まさしくマタニティブルーになり、"わたしには子育てなんて荷が重かったんだ"と思いながら、粛々とお世話をしていました。 わたしにとって、出産より辛いのは産後で、入院中からとにかくはてなだらけでした。 ここについてはおいおい書こうかと。 (誰得だけど…) そんなこんなで、元々の神経質さが顔を出していて、娘のことを心からかわいいと思う瞬間がないまま2ヶ月半ほど経ったある日。 長い里帰りから自宅へ戻り、あまり寝ない子だったのでとても不安だったけれど、なんとかなるかも!と思い始めた時、突然とても可愛く思えた。 もっとおおらかに、ゆっくりと構えていなくては。 なんとかなるもんだな。 と思ったら途端に楽になりました。 それとひとりにならず、よく外へ出かけよう。そういう気になり、よく子を抱えお茶をしていました。 大変だったけど、楽しんでいたよなぁ〜 だけどひとつ、いつだって頭にあったのは、atelier PIIKAのこと。 あんなことやこんなものを作りたい! そう思うけど、新米母ちゃん、時間の作り方が下手でなかなかうまくいかず、落ち込むことも多々ありました。 この一年できたことといえば、スカーフを販売すること。これだけだったけど、これができたことは自信になりました! そして、きちんと真剣に向き合って、ひとつひとつゆっくり取り組むことも大切だ。ということにも気づくことができました。 娘の月齢が上がるにつれ、生活には慣れるけれど、ますます目が離せなくなり、予想に反して制作時間を取れない現実に直面。 思い切ってくよくよ悩むことをやめてみた。 できなくていいじゃない。それまでたくさんアイデア溜めておこう。 今はその時期にあてよう。 何が不安か、よくよく考えたら、 atelier PIIKAを忘れられちゃったらどうしよう。 てことなのかも。 でも、これってなんだか独りよがりな気がするし、わたしどうありたいんだ?と改めて考える機会にもなりました。 肩の荷が降りると、atelier PIIKAがより愛おしく、自分の作品を愛せるようになったし、こんなにスローペースだけど、娘を産み育てていることは、全てにおいてプラスになるなぁと、この子の親になれてわたし前よりずっといい!と思えます◎ 1歳のお誕生日を迎えた日。 いろんなことを思い出して、大変だったし、悩んだけど、それはどれも必要で大事なことだったと、胸にすとんと落ちてきた。 あなたの親になれたこと、本当に光栄だよ。 いつでも明るく元気で、人懐っこいあなた。 人としてすごく尊敬できるなと感じます。 これからもたくさんいろんなことを教えてね。 おかあさんできるだけがんばります! 大切なあなたへ。 |